1980年9月12日生まれ。東京都出身。
映画やアニメ、ドラマの劇伴を中心に手掛け、アーティストへの楽曲提供も数多く行っている。
2006年フジテレビ系ドラマ『医龍 Team Medical Dragon』の劇伴で注目を集め、中でもメインテーマのボーカルバージョンである『Aesthetic』には人気が集中した。それ以降、国内の話題作の劇伴を多く担当する。
代表作品としては、
映画『自虐の詩』(2005年/堤幸彦監督)、『陰日向に咲く』(2006年/平川雄一朗監督)、『プラチナデータ』(2013年/大友啓史監督)、『プロメア』(2019年/今石洋之監督)、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(2021年/村瀬修攻監督)
ドラマ『タイヨウのうた』(2006年/TBS)、『魔王」(2008年/TBS)、『マークスの山』(2010年/WOWOW)、連続テレビ小説『まれ』(2015年/NHK)、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(2017年/関テレ)
アニメ『機神大戦ギガンティック・フォーミュラ』(2007年)、『機動戦士ガンダムUC』(2010年〜2014年)、『七つの大罪』シリーズ(2014年〜)、『86ーエイティシックスー』(2021年)、『俺だけレベルアップな件』(2024年)
荒木哲郎監督作品では、アニメ『ギルティクラウン』(2011年〜2012年)、アニメ『進撃の巨人』シリーズ(2013年〜)、アニメ『甲鉄城のカバネリ』(2016年〜)、映画『バブル』(2022年)と音楽を担当している。
その他、布袋劇『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』、任天堂ゲーム『ゼノブレイドクロス』やテレビCMやスマートフォンアプリゲームの音楽も多数担当している。
劇伴作品では数々の受賞作品もあり、国内では、2014年度JASRAC賞銀賞『進撃の巨人』、ニュータイプアニメアワードでは数回受賞しており、2013年『進撃の巨人』、2014年『キルラキル』、2015年『アルドノア・ゼロ』、2016年『甲鉄城のカバネリ」ではそれぞれ1位を獲得している。海外でも評価され、2016年には『ゼノブレイドクロス』がAnnural Game Music Awards 2015にて受賞している。
2014年から、ボーカル楽曲に重点を置いたプロジェクト「SawanoHiroyuki[nZk]」を立ち上げる。
ゲストボーカルにmizuki(UNIDOTUS)、Yosh(Survive Said The Prophet)、Uru、LiSA、河野純喜&與那城奨(JO1)、優里、秦基博、ASKA、TOMORROW X TOGETHERなど、著名なアーティストとコラボレーション楽曲を制作している。アルバムも『UnChild』(2014年)、『o1』(2015年)、『2V-ALK』(2017年)、『Rヨ/MEMBER』(2019年)、『iv』(2021年)、『V』(2023年)とリリースしている。
アーティストへの楽曲提供も積極的に行い、チェンミン、Aimer、Do As Infinity、西川貴教、Hey!Say!JUMP、岡野昭仁(ポルノグラフィティ)、ado、ReoNaなどに提供している。
2022年よりアーティストSennaRinのプロデュースを開始、デビューEP『Dignified』をリリース。2024年には1st Album『ADRENA』をリリースしている。
同じく2022年チームプロジェクトのNAQT VANEのトータルプロデューサーに就任。デジタルシングル『Break Free』を皮切りに多数リリース。2023年には1st Digital EP『NAQT』、2024年には1st Full Album『Dispersion』をリリース。
演奏活動も積極的に行い、2009年には1st Live「musica」を開催。2013年からは澤野弘之LIVE[nZk]シリーズを展開。SawanoHiroyuki[nZk]としてのライブや、劇伴作品を取り上げたライブ「emU」シリーズも不定期で開催している。ライブではピアノを担当するが、2023年開催の「Greeting from NAQT VANE」ではシンセサイザーも担当。海外公演も行い、2018年と2019年には上海にて、2022年にはサウジアラビアで開催した。
劇伴作品も「Project 【emU】」にて組曲化しており、『“Attack on Titan” suite』、『“MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN”suite』、『”The Seven Deadly Sins”suite』の3作品は新たに収録、PVも撮影し、YouTube上で公開されている。
ジャンルに囚われない独自の音楽スタイルは、国内外問わず多くのファンに愛されている。