寄稿者:ふじか (@fujica_30k) 様
※この記事は寄稿者の主観を多分に含んでおります。ご了承ください。
※セットリストはこちら↓
イベント概要
2023.5.20 (土) OPEN 17:30 / START 18:00 会場:渋谷WWW 料金 スタンディング:4,800円(税込) 配信:2,500円(税込)
去年の秋からプロジェクトがスタートしたNAQT VANE。
5月20日、渋谷のライブハウスWWWにて、初単独の公演『Greetings from NAQT VANE』が開催され、その公演の模様をレポートをさせて頂きます。
念願の初単独ライブということもあり、チケットはソールドアウト。
ようやくライブ時の声出しも可能となり、澤野さん出演のライブとしては、2019年のBillboard LIVE以来の声出しOKとなりました。
ライブハウスWWWは『澤野弘之LIVE[nZk]001』を2014年に開催された場所でもあります。
ライブ本編
澤野さん関連のライブとしては久しぶりのチケット番号順の入場。
客席とステージが地下にあるため、地下に続く階段にて開場待ち。
開場時間になると、階段の途中でチケットもぎりをし、ドリンク引き換え券を購入。ドリンクカウンターを過ぎて、少し歩くといよいよ会場内です。
キャパシティが500人程度という会場なので、とにかくステージまでの距離感が近い!
開演間際には会場がギッシリとファン達で埋め尽くされました。
会場内のアナウンスもHarukazeさんのアナウンスというサプライズも!
18:00過ぎに客席の電気が暗くなると、早速歓声と拍手。
ベースの田辺さん、ギターのハルトシさんが入場。程なくして澤野さん、そしてボーカルのHarukazeさんの順番に登場しました。
今回澤野さんはグランドピアノを演奏するスタイルではなく、立ち姿でキーボードやシンセサイザーを演奏するスタイル。奥にはアップライト型の電子ピアノも設置されていました。
・TOUCH
黒を基調としたステージに浮かび上がるHarukazeさんが魅力的でした。
緊張感がありましたが、サビでの伸びやかな歌声を聴くとオーディエンスも手を上げて応えていました。
・Break Free
冒頭ではマイクを握りしめ、祈るように歌うHarukazeさんが印象的でしたが、2番に入る時にはマイクスタンドを奥に置き直し、ステージを大きく使い会場のみんなに手を振りながら、笑顔で伸びやかに歌っていました。
澤野さんも原曲にはない、シンセのアドリブ音が彩りを添えます。
MC
NAQT VANEの概要や自己紹介を中心に話したのちに、事前にみんなからもらっていたQ&Aメッセージに答えていました。
Q1 今まで一番記憶に残っているライブを教えてください
全員「今日です」
Q2 お互いの第一印象は?
澤「ギャル」
H「めちゃめちゃ怖い」
Q3 毎朝のルーティンは?
H「起きて、ケータイ見る。白湯飲む」
澤「起きて、ご飯食べて、トイレする」
Q4 澤野さんの曲で難しいところ
H「全部難しい」
Q5 nZkとNAQT VANEで違いはありますか?
澤「そんなに区別はしていない」
Q6 どうしたらすぐに曲が浮かぶんですか?
澤「作ろうと思えば作れます」
Q7 ハマっているものありますか?
澤「韓国のドラマ」
H「ジムで走ること」
Q8 今日の天気について
H「晴れです!」
Q9 今日のお昼ご飯は?
澤「きのこ」
H「冷たいロコモコ丼」
伊&田「パイナップルケーキ」
・CHRONIC
この曲では澤野さんは奥のデジタルピアノへ移動。澤野さんのピアノ音色にHarukazeさんのボーカルが乗ります。冒頭のフレーズが終わると澤野さんへ再びシンセサイザーの前へ。サビでは少しがなるような感じで歌うのも印象的でした。生バンドならではのギターのフレーズやベースの動きもよく聴こえました。
・Odd One Out
ちょうど放映されているドラマの挿入歌でもあるこの楽曲。
ステージのライティングも紫と黄緑を基調とした少し怪しげな雰囲気になっていました。
音源よりも熱が入った声色に圧倒されました。
・Reminiscing
澤野さんのピアノの伴奏にハルトシさんのチェロの前奏からスタート。
儚げなサウンドが今までの楽曲とは違った雰囲気を魅せてくれます。
サビの終盤で声が掠れそうになるような歌い方にもグッと惹き込まれました。
後半へ向かうつれ、グルーブ感も増していき、力強くフィナーレです。
・VENE
雰囲気は一変、明るく活力ある感じに。
サビに入ると、客席は手を左右に振り、幸福感いっぱいに包まれます。
この楽曲でも収録にはない、澤野さんのアドリブが耳に残ります。
公開インタビュー
ここではBillboard JAPANの平賀さんをMCに迎え、インタビュー形式でのトークコーナーとなっていました。
詳しくはこちらのリンクへ・・・
その後Harukazeさんの衣装替えの間に澤野さんによるアドリブピアノソロのコーナーが!
明るい雰囲気の曲や、マークスの山サントラの『S』のようなアドリブ。
そしてG-Durを基調とした澤野さんお得意のアドリブまで。
少し『トルコ行進曲』も顔を覗かせたり・・・
時折、「まだかなー?」とか客席に話しかけたりも。
再びHarukazeさんが登場。グッズ紹介ののちに、新曲『Beautiful Mess』のシンガロングパートのメロディ指導へ。
・Beautiful Mess
未発売で、全貌も明らかになっていなかったこの楽曲がついにライブでお披露目!明るく元気な雰囲気に、サビではシンガロングパートも!
澤野さんのライブで客席とのシンガロングができたのは、2019年のファンクラブライブ以来となりました!
出演者と客席が一体となった瞬間、ようやくみんなで作るライブというものが復活した感じがしました。この3年間長かった!本当に感動でした!
最後はみんなでシンガロングをして終わりました。
そして、感極まって思わず涙するHarukazeさん。
その後全体の写真撮影へ・・・
涙ぐみながら、みんなへの感謝を伝えるHarukazeさん。
澤野さんからはアルバム制作や今後のライブ等の意気込みのお話も。
そして最後の楽曲へ。
・Break Free(Acoustic Ver.)
最後の楽曲はサプライズ的にデビュー曲の『Break Free』のアコースティックバージョン!
Harukazeさんのしっとりと歌うアカペラから始まり、ピアノの伴奏が優しく入ってきます。サビからベースとアコギも加わり、澤野さんのピアノがよく聴こえるアレンジに。原曲から一変、優しさを希望に満ちた明るい雰囲気のアレンジバージョンでした。
前回2月の『SawanoHiroyuki[nZk] LIVE2023』のラストも『TIll I』の生バンドセッション。今回もラストに生セッションとなりました。
次回の澤野さん名義のライブでは「生セッションの小規模ライブを」と話していたりするので、その伏線となるのでしょうか?
一度メンバー全員がステージから去りますが、拍手が鳴り止まず、Harukazeさんと澤野さんが再度登壇。
今後への改めて今回のお礼や今後の意気込みを述べて、温かい雰囲気の中、『Greetings from NAQT VANE』は無事に幕を下ろしました。
おまけ
ライブハウスでの1ドリンクですが、終演後に引き換えもできました。
場所確保やトイレ等で不安な方は、終演後余韻に浸りながら、ドリンクを飲むのもいいですよ!
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