寄稿者:ふじか (@fujica_30k) 様
※この記事は寄稿者の主観を多分に含んでおります。ご了承ください。
※セットリストはこちら↓
nZk002のレポートをさせて頂きます。
現在(2020年)より記憶を遡ってのレポートとなりますので、
一部記憶違い等あるかもしれませんが、ご了承ください。
2014年9月12日 Zepp Tokyo
まだ残暑の残る9月中旬。当日のお台場上空は曇天模様が広がっていた記憶があります。入場待ちの時には、若干雨もぱらついたような…笑
開演が時刻が過ぎると、客席は消灯され、いよいよライブが始まりした。
1. [nZk]
SEとして『[nZk]』が盛大に鳴り始め、曲の後半になるとバンドメンバーがステージ上へほどなくして、澤野さんも姿を現しました。楽曲が終わると、いよいよライブ本編が始まります。一瞬の緊張の静寂。そしてその静寂を破るようにして始まったのは…
2. aLIEz Vo.mizuki
わずか数日前に発売されたばかりの新譜シングルよりの1曲。ピアノと電子音が特徴的なイントロから、まもなく青い衣装に包まれたmizukiさんが現れました。この日の公演がnZkシンガーとしての初舞台のmizukiさんの歌声は、会場に緊張感が伝わるような雰囲気でしたが、1曲目から新曲を生で聴けて大満足でした。
3. Tide Over~DOA Vo.Aimee
飯室さんとバッキーさんのギターフレーズで会場が驚きに包まれました。澤野さんが立ち上がり、心臓を捧げよ!のポーズをしていたような…すぐにDOAのイントロが始まり、ドラムの炸裂とともにAimeeさんがステージへ。アップテンポのこの楽曲が会場の雰囲気をさらに熱くしていきました。
4. Wild War Dance Vo.Aimee
引き続きアップテンポの楽曲が続きます。Aimeeさんの伸びやかな歌声がサビでよく響き、とてもライブ映えする1曲となりました。
MC
「こんばんは~澤野弘之です。ライブnZk002にお越しいただきありがとうございます!」という出だしから始まり、Aimeeさんの紹介、そしてカタコトの日本語でAimeeさんに絡んでいました笑
話は作曲家のイメージとアー写の話題となり、「作曲家って堅くて、近寄りにくいイメージがあるじゃないですか。ワイングラスとか持っててさ、隣のお姉さんたちがいて『ほら、曲ができたよ』って言ってそう…って全然違いますからね!!」「普段の生活は、ニワトリみたいな感じですよ笑 ごはん食べて、卵(曲)を産んで、たまに鳴く…みたいな笑」「アー写だと、カッコつけてる感じになってますが、鼻に指突っ込めっていわれれば、やりますけどね!スタッフから止められちゃいますけど笑」「あとMCはこんな感じなので、イメージ違うと思ってゲンナリしないでくださいね!MC嫌な人はMCの度に耳塞いで、アオアオ言ってれば、聞こえなくなりますよ!!笑」
というような内容だったと思います。曲の雰囲気とは一転してゆるいMCで会場の雰囲気は一気に和やかに…
5. at´aek ON taitn Vo.Mika Kobayashi
ステージの照明が一気に赤と黒を基調としたものに変わり、小林さんがステージに登場。圧倒的な歌唱力で会場を一気に絶望の雰囲気へと変えていきます。曲の終盤で澤野さんがピアノの低音をキーをまとめてぐちゃっと弾いて、不協和音を奏でていたのが、印象的でした。
6. βios~Before my body is dry Vo.Mika Kobayashi
特徴的な楽曲が2曲、メドレー形式で演奏されました。こちらも終始圧倒的な歌唱力。
7. BLAZE[ZERO-TWO Ver.]
ボーカリストがステージからいなくなった状態で、何を演奏するんだろう?と思っていたら、まさかのインスト曲。澤野さんの準和風テイストなメロディを堪能できるとともに、中間部での室谷さんのヴァイオリン美しさが光るアレンジ。
MC
ここで小休止。大好きなMCタイムです。話題はUC楽曲関連のPV撮影の話へ…
「作曲家のPVって需要あります?」「撮影では階段登って、立ち止まって、空を見上げって、まだ歩いて~」「湖の撮影シーンでは、なんか生物のようなものがいて、内心はドキドキ笑」「しかも苦手な飛行機にも乗らないといけないし、心の中ではオカーチャーンってなってましたよ」
8. Rё∀L〈C+nZk Version〉 Vo.Cyua
激しく、重厚感のある楽曲が続いてきましたが、ここで一転。アレンジバージョンで聴ける軽快なギターサウンドから始まり、明るい雰囲気が会場を包みます。
9. Blumenkranz Vo.Cyua
先ほどの『Before my body~』に続いてキルラキルよりの演奏。当時はキルラキルのサントラが発売されてから初めてのソロ名義のライブだったので、ある意味初演演奏を多数聴けて感無量でした。
※多分この辺りでCyuaさん紹介のMCが入ったと思いますが…内容をすべて忘れてしまいました….
10. Ligha your heart up Vo.Aimee
引き続きキルラキルより。この曲を生で聴くのを本当に楽しみにしていました。サントラという枠組みを超えた、洋楽ロックの1曲としてもまったく違和感ない曲で、明るくて前向きな歌詞も本当に好きな1曲です。ライブだとさらに澤野さんのピアノパートも加わり、演奏に華を添えます。打ち込みで入っているサウンド部分にピアノの音が重なってとても心地よかったことを覚えています。
11. Release My Soul Vo.Aimee
全曲と打って変わってしっとりバラードの1曲。バッキーさんと飯室さんのアコギのイントロからなんとも郷愁を誘います。この曲も原曲はピアノが入っていませんが、ライブでは澤野さんのピアノも響きます。
12. α≠a Vo.Mika Kobayashi
まさかこの曲をライブで聴けるとは!!特徴的なイントロから一気にプラチナデータの世界観へストリングスパートも室屋さんのヴァイオリンで再現されていきます。そしてサビで炸裂するボーカルサウンド。この楽曲のとき、ホール内の壁に光で模様が描かれ視覚的にも面白かったのを覚えています。
13. Me&Creed Vo.Mika Kobayashi
まさしくライブ映えする1曲。マッショイさんの叩くドラムの振動がライブだと体の芯までズシンズシン響いて、同じ空間にいるのを感じられる。途中のブレイクからのドラムソロがとってもかっこよかった。
14. fiore Vo.Cyua
まさかのアルバム『musica』からの選曲。和風テイストのメロディにCyuaさんの柔らかい歌声と日本語詞がマッチするととても心地よい。最後のピアノソロもバッチリと決まっていて感動しました。
15. army⇒G♂
ここでまたインスト曲の演奏。CDでは何度も聴いていたけど、生で聴くとこんなにカッコいい曲だとは思っていなかったです。前半の室屋さんのヴァイオリンが圧巻のカッコよさなんですが、それとともに終盤でのエレキギターソロもカッコよくてとても印象に残っています。
MC
ここでは小林未郁さんとの絡みが多くてこの当時テレビCMで小林さんが歌唱していたUCC フルスロットルの話題で
澤「偶然テレビを見てたら、すごく小林さんに声が似てて、もし小林さんが風邪を引いたときにこの人に頼めるなあと思ったら、本人でした笑」
澤「小林さんのソロ活動でもいい曲歌っていますよ~」
小「ほんとは私の曲いいと思っていないでしょ!」
澤「そんなことないですよ~笑」というトークを繰り広げていたような気がします。
16. EGO〈nZk Ver.〉 Vo.Mika Kobayashi
シェイカーを振るうマッショイさんを堪能できるこの楽曲。原曲では美しいピアノソロから入りますが、このアレンジバージョンはアコギのサウンドが響きます。とてもキーが高い部分も出てきますが、この部分をライブでもさらっと歌う小林さんは凄いです。
17. StarRingChild Vo.Aimer
ステージが一転暗くなり、ピアノのダーンというイントロが始まり、会場にも歓声がわきます。ギターのフレーズが入るとともに、Aimerさんが登場。この年の澤野さんの代表曲といっても過言でないこの楽曲が披露されました。ライブだと室屋さんのヴァイオリンが入って、さらにカッコいいんですよね。
18. bL∞dy f8 Vo.Aimer
ギターのサウンドとデジタルの打ち込みの音が特徴的で、この曲もとってもライブ映えします。低音をバシバシと打鍵している澤野さんを凝視してました。
19. A LETTER Vo.Aimer
6月に開催されたUnChildライブを彷彿とさせるような楽曲のチョイスが続き、とても感激しました。nZk用に大胆にアレンジが変わったこの曲も再度聴けてよかったです。サビでの飛行感、後半から入る澤野さんのピアノの4分音符の刻みがとっても心地いい。
20. RE:I AM Vo.Aimer
ライブだとCDに収録されていない、イントロより前にさらにアコギのソロが入るんですよね。この音がとても心地いいんです。そしてだんだん盛り上がってきて、「いつか君に~」のパートはライブで聴けるのを毎回楽しみにしています。切ない歌詞に力強いバンドサウンド、そこに加わるストリングスの音色。澤野さんのボーカル楽曲の金字塔とも言えますよね。
MC
Aimerさんが登壇しているときにはMCが2度ほどあったと思いますが、ここでまとめてこの年はAimerさんとの共演イベントも多くて、そちらの話題へAimerさんとの演奏のシーンで
「スタッフから演奏中にAimerさんと目を合わせてみたりしてくださいって言われまして、 でも僕って、鍵盤をみてて割と下を向きがちで… 頑張って顔上げてみたりしたんですけど、一度もAimerさんと目が合わなくって…笑 小学校の時に好きな女の子を何度も見ても目が合わなかったときみたいでした笑 あ、違いますよ!別にAimerさんに公開告白しているわけじゃないです!! ストーカーでもないですよ!そんなことしたらソニーから出禁くらっちゃいますよ!!」
「ほんとにAimerさんとの共演が多くて、Aimerさんもうんざりしてるでしょー 今回のライブで終わりだと思ったら、またライブあるんですよね笑」
Aimerさんの新譜の話題もあり
A 「シングル『誰か、海を』が先日発売になりましたので、よろしければ、聴いてください」
澤「『誰か、海を』って本当に不思議なタイトルですよね~」
「『誰か、海に』だったら一緒に連れて行けばいいのかな?とか思ったりしちゃいますけど 誰か、意味を…なんちゃって笑 いっつも変なタイトルつけてる癖に、何言ってんだって話ですけどね!!笑」
澤「もう次で最後の曲なんですよ~」
会場「えー」
澤「じゃあ最初から歌っちゃいます?
♪すたーりんちゃー」
会場「wwwwwwwww」
21. Because we are tiny in this world Vo.Aimer
本編最後を飾る曲はこちらもアルバム『UnChild』から手拍子のようなサウンドの部分はマッショイさんが手拍子を煽ります。最後に相応しいナンバーで幕を閉じました。
演奏者がみんなステージを後にすると、ステージは真っ暗に。アンコールを催促する手拍子へと移ります。この時はnZkの由来が野澤会だと知らされていなく、野澤コールはありませんでした。しばらくするとライブTシャツに着替えたメンバーが集結
アンコールが始まります。
Encore1. BRE@TH//LESS Vo.Mika Kobayashi
先日発売になったばかりの『アルドノア・ゼロ OST』より息継ぎのタイミングが難しそうなこの楽曲を軽々歌っている小林さんにさらに終始圧倒されていました。
MC
この日が誕生日だった澤野さんを祝う誕生パーティーが催されました
小「澤野さーん、誕生日おめでとうございます!」
そして会場みんなでハッピーバースデーを歌いました。
すると、ステージから当時の所属事務所レジェンドアの社長が進撃の凡人という幕をぶら下げ、ケーキを持って登場!
澤「会場で火が使えないから、ケーキを顔面にぶつけるんですか?www」
小林さんが澤野さんにケーキをあーんしてました。34歳の抱負を聞かれ
澤「もっとオヤジギャクが上達するように頑張ります!!」
「20代のころはオヤジギャグばっかり言っている大人をみて、絶対こんな風にはならない!って思っていたんですけどね、ムリです!皆さんも絶対こうなっちゃいますよ!笑」
そして告知タイムとともに発売されたばかりの新譜『A/Z aLIEz』の話題へ
澤「一番最初に歌って、そのまま紹介もしてませんでしたね笑
ボーカルのmizukiです!」
Encore2. Keep on keeping on Vo.mizuki
発売されたばかりの新譜のさらにカップリング曲まで聴けるとは思っていませんでした。アップテンポが聴いていてとてもカッコいい。mizukiさんも冒頭の『aLIEz』よりも落ち着いた感じになっていて、楽曲を堪能できました。
Encore3. A/Z Vo.mizuki
そしてこのライブで一番楽しみにしていた楽曲が最後となりました。こちらもライブでは室屋さんのヴァイオリンが加わり、さらに音色豊かに。始まりと終わりをテーマにしたこの楽曲がライブの終盤を決めてくれました。バンドメンバーが退場してもステージに残る澤野さん
そして
澤「立ってんの疲れたでしょう。最後になんか弾いていきます?」と言って、再度ピアノへ
Encore4. Piano Solo
『LiVE/EViL(魔王)』⇒『BLUE DRAGON(医龍)』⇒『MAIN THEME(ギガンティック・フォーミュラ』⇒『UNICORN(ガンダムUC』⇒『GUNDAM(ガンダムUC)』
最後は圧巻のピアノソロメドレー。バンドサウンドでにぎやかだった会場も最後は、しっとりとピアノソロで〆てくれました。最後までピアノの余韻が美しく、大満足で幕を閉じました。
終演後は会場のどこからか「最後はピアノソロはずるいよ」「全部持ってかれたなぁ」など感激のコメントが聞こえていました。
以上がnZk002のライブレポートになります。
ほかにもこんなこと話していました!などありましたら、知らせて頂けるとと幸いです!!
MCに関しては、ライブより時間がかなり経っているため、不透明な部分もあります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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