寄稿者:ムジ7 (@MusikSasanQua18) 様
概要
【日時】7月16日(金)18:35の回(上映後舞台挨拶)
【場所】新宿ピカデリー
【登壇】音響演出 笠松広司、 音楽 澤野弘之、小形尚弘プロデューサー(敬称略)
【テーマ】音響・音楽
【リモート生中継実施劇場】
【北海道】札幌シネマフロンティア
【宮 城】MOVIX仙台
【埼 玉】MOVIXさいたま
【東 京】MOVIX亀有
【神奈川】横浜ブルク13、MOVIX橋本
【愛 知】ミッドランドスクエア シネマ
【大 阪】なんばパークスシネマ
【京 都】MOVIX京都
【兵 庫】神戸国際松竹
【福 岡】T・ジョイ博多
【熊 本】熊本ピカデリー
トークレポ
連日のゲリラ豪雨により、ところによってはたまらない湿気に覆われた1週間の週末。
2回めとなる「音響・音楽」をテーマにしたスタッフトークは今回全国12館へのライブビューイング付きという中で行われた。
今回は皆さん通常の流れで登場。
澤野さん「今回2回目のトークってことで前回も参加の方ってどれくらいいらっしゃいますか?(そこそこの人数が挙手)前と同じこと喋っちゃいますよ?!グダグダにならないように…」
小形P「導きます」
音響演出の準備について
笠松さん「モビルスーツやビームライフルの音を主に音のたたき=パレット作りを一年くらいやってた」
104=ペーネロペー、105=XI
村瀬監督との打ち合わせで、考えに潜らせていただきますと言った。
絵コンテについて
澤野さん「サーッと見る。メニュー表がメイン。あとは監督との打ち合わせや、作品の企画書、設定資料など 」
澤野さんは絵ができていない状態の方が音楽を作りやすい。
絵ができてからだと絵の力が強いので、例えば悲しいシーンで悲しいコードをポーンと鳴らすだけという音楽を作ってしまう。そうするとサントラ単体になったときに聴いてもらいづらいから。
小形P「(絵がない状態で作ってくれるので)甘えさせてもらってます」
笠松さんはダビングの時には絶対絵はほしい。
NTのダビングを見学したとき真っ白でショックだった。
ABパートの”間”は村瀬監督の演出。笠松さんも巧くフォーリー(足音や雨音など映像で欠かせないサウンドエフェクト)を作って音響面でも演出をしてくれている。
音楽メニュー表について
Bパートのハサウェイがトランクを開けるシーンは当初のプランには音楽がなかったが、
村瀬監督の意見でサスペンス調の曲([I])を入れることになった。
小形P「メニュー表の出し方が違うとかありました?」
澤野さん「特に…っていうと話終わりますよねw」
メニュー表に見出しがついてるのが珍しかった。
「爆撃とエロス」(後のESIRNUS)ってのがあって、それに加トちゃんの音楽つけるわけにいかないし笑
小形P「曲名、僕ら困るんですよねー」澤野さん「自分も困ることがあります笑」
曲名に困るとスタジオ名をつける(=ESIRNUS)、曲の中身とは関係ない。
EARthはそういうシーンかな?と想定してつけたとのこと。
小形P「件の曲、エロスってタイトルにはしなかったんですね?」
澤野さん「次のときにつけましょう」
小形P「あのシーンのハサウェイはあんな状況なのに欲情してて頭おかしいですよね」
澤野さん「あれはしかたないです、僕でも頭おかしくなります」???笑
音楽発注
メインテーマのサビは2種類作って、よりメロディの立ってた「Ξ」が採用された。
小形P「今回は澤野さんですけど村瀬監督のオーダーでメロディを抑えめにしてもらって…」
澤野さん「ほんとは監督僕とやりたくなかったんじゃないですか?笑」
でも、UCとの差別化という面でメロディを抑えてリズムを強調するなどやる意義はあった仕事。
小形P「ところで今監督と2本目どうするみたいな話をしてて…『雨』がキーポイントになるので覚えといてくださいね」
澤野さん「え、ここで今発注されてるんですか?!しばらくしたら違いましたってことないですか?」
小形P「あるかもしれませんがその時はしっかりお伝えします」
作曲のお仕事について…浮かんだメロディはボイスレコーダーにとってる、1日1曲(くっつけてるので実質2曲)くらい作る話。
笠松さんはTVの音響効果(選曲、SE)畑の方。
「雷の音とか、山の中で鳴ってるのは都会のと違うので良いなーと思うことはありますね」
澤野さん「こないだもすごい雷鳴ってましたよねー」
小形P「Ξの、コーラス(クワイヤ)が好きです」
澤野さん「進撃とかでも使って印象的って言われますねー」
小形P「早くライブでBenさん(のTRACER)見たいですねー」
澤野さん「そういえばキングダム原作者の原(泰久)さんも、ハサウェイ見て面白かったって仰ってました」
小形P「僕キングダムは全巻揃えてるくらい好きなので、よろしくお伝えください」
澤野さん「僕が伝えるんですねww」
小形P「笠松さんの方は反響ありますか?」
笠松さん「同業から全くリアクションがないですね…みんな自分が出してる音が最高だと思ってるんだと」
エンドトーク
小形P「ということでそろそろお時間なんですよ…我ながらいい感じになったかと」
澤野さん「自画自賛してますねw」
最後の挨拶にて…
笠松さん「正直2回トークショーやるほどになると思ってなかったので、3回めがあれば奇跡ですね。またあればお会いしましょう〜」
澤野さん「めっちゃどうでもいいこと聞いてもいいですか?!ギギがペン回ししてるところ、あんな美人がペン回ししてるの初めて見てびっくりしたんですけど、どういう意図があったんでしょうか?!」
小形P「あれはナベシンさん(渡辺信一郎監督)のコンテ。引っかかりを作りたくてああいう芝居になったと思う」
小形P「みなさん澤野さん見たいですよね?!また音響トークやりますし入場者特典も週替わりで配りますので、チケット買うだけ、特典もらうだけでもいいので来てください(?)」
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